私の体験・思い出シリーズ~7月~(投稿者 H.I.)
7月の思い出記事を書くに当たり色々と記憶を辿ってみましたが、やはり思い出されるのは夏休み前のワクワクとした高揚感です。社会人になった今でも、長期休暇前は楽しみな気持ちになることは変わりません。しかし、特に小学生の頃は部活動や受験勉強などに縛られることなく、只々夏休みになることが待ち遠しくて仕方なかった気がします。
小学生の頃、石川県金沢市に住んでいた私は、夏休みに入るとすぐに、当時開通したばかりの特急列車サンダーバードに一人で乗って、兵庫県西宮市にある祖父母の家に毎年遊びに行っていました。母親に金沢駅のホームまで送ってもらい、祖母に大阪駅のホームまで迎えに来てもらっていたので、約2時間半、電車の座席に座っていただけですが、小学校低学年の私にとっては、夏休みの高揚感もあり、ドキドキワクワクの一人旅でした。おそらく私が不安げな顔をしていたのでしょう、たまたま隣に座ったおじさんが親切にもチョコレートをくれましたが、知らない人からもらったものは食べてはいけない!と親から言われていた当時の私は、電車に乗っている間、そのチョコレートに一口も手を付けず、おじさんに苦笑いされたのが良い思い出です。親切なおじさん、その節はすみませんでした。笑
金沢-大阪間の移動でドキドキしていた私が、今となっては海外で働く機会を頂けたことを思うと、少しは成長できたのかなと思うと同時に、貴重な体験をさせてくれた両親、祖父母に感謝して私の思い出エピソードを締めくくらせて頂きます。
<投稿者H.I.>