名誉会員 ハガニャ日本国総領事館総領事のご挨拶

小林 敏明
5月14日に当地の第19代総領事として着任しました小林敏明と申します。到着してから4か月が経ちました。しかし、到着直後の隔離や8月に急拡大した新型コロナの感染もあり、実質的に対外的な活動ができたのは2か月間ほどに過ぎません。今(9月半ば)は、新型コロナ禍が一日も早く収束することを心待ちにしつつ、今できることを行い、今後に向けた準備を整えているところです。
グアム日本人会は、設立以来48年間の長きにわたり、多岐にわたる活動を行い、当地の在留邦人社会を支えてきました。日本人学校の設立と運営は子供たちの将来を築く礎となり、邦人社会の中で親睦と支援を深めることは、会員の精神的な支えにもなってきたことと思います。また、日本とグアムが今日のような友好親善関係を享受できています。これは、日本人会そして会員の皆様や会員企業が行ってきた活動の積み重ねに負うところが大きいと強く感じます。こうした長年の取組に心から敬意を表しつつ、感謝申し上げます。
総領事館では、3つの課題に優先的に取り組んでおります。
第一は、当地に在住される邦人や当地を訪れる邦人の方々の保護・援助に万全を期すことです。特に新型コロナ禍においては、グアムにおける対策や日本の入国手続きなどについて、きめ細かな情報提供に努めています。
第二に、日本とグアムの友好・協力関係を維持・増強することです。人の往来を短期間で原状に戻すことは困難ですが、その間にできること、その代わりにできることは積極的に進めていく考えです。
第三に、米軍との協力関係の維持・強化です。在沖縄米海兵隊のグアムへの移転計画が進められており、一部の施設は日本の国家予算によって工事が進められています。工事が順調に進むか不断に注視しながら、当地の米軍関係者と意思疎通を図っています。なお、8月29日にここグアムで河野防衛大臣とエスパー米国防長官の会談が行われたことも意義深いと思います。
これらの優先課題を念頭に置いて、9月にフェイスブック、ツイッター、インスタグラムにそれぞれ当館のアカウントを開設しました。よろしければお好きなアカウントをフォローしていただければ幸いです。
グアムは私にとり初めての地です。来島前後にいろいろと本を読み、多少の知識は得ましたが、やはり自ら現場で見聞し、考えるに越したことはありません。皆様からも様々な声をお伺いし、日本人会を含めた在留邦人の皆様のため、また、日グアム関係に一層の広さと深みをもたせるため、微力を尽くして参りたいと思います。御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
日本人会会長 ご挨拶

青木 一美
この度、第29代グアム日本人会会長に就任いたしました青木一美です。
佐藤前会長の後を引き継ぎ、1年間、グアム日本人会の会長を務めさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。
まず、佐藤前会長の3年間のご尽力に深く感謝いたします。新型コロナ感染症拡大の最中、常に会員の安心安全を最優先に考え、リーダーシップを果敢なく発揮され、様々な制約のある中で、活動を精一杯実行し、実績を作り上げていただきました。私は、2年間側にいて、人となりを含め多くを勉強させていただきました。人柄の良さと本音で語り合える仲間として、今後も是非アドバイスなど頂けたら幸いです。本当にお疲れ様でした。
次に、簡単に自己紹介をさせていただきます。
出身は栃木県です。米国の大学へ留学後、1978年外食産業の(株)すかいらーくへ入社いたしました。現場の店長やGMを経験し、入社11年目にイベント会社に出向しました。その2年後、アルパンビーチタワーのオープンメンバーとして、グアムに来ることとなりました。会社からは、「1年で帰してやる」と言われて来ましたが、8年経過して、ようやく帰国の辞令が出ました。しかし、既に世の中の環境は大きく変わってしまっていたため、人生初めての転職を決意し、マリンスポーツのアルパンビーチクラブにお世話になる事となりました。(株)すかいらーくが23年、アルパンビーチクラブが22年目になります。
また、(財)南太平洋戦没者慰霊協会の事務局長兼財務担当理事として、ボランティアを15年務めております。皆様、ご存知のことと思いますが、ジーゴ村にある南太平洋戦没者慰霊公苑の管理、運営を担当しています。
この間、多くの皆さんに出会えた事は、現在においても私の財産になっております。今後も、変わらずおつきあいをお願いいたします。
さて、この2年間、新型コロナ感染症の広がりで、この小さな島に於いても甚大な影響を被りました。私たちを取り巻く環境は一変し、特に日本人が多くかかわる観光産業は、過去に例が無い程の落ち込みを経験いたしました。日本人会の活動も中止や延期を余儀なくされ、とても残念な思いをいたしました。
ようやく旅行再開に向けて動き始めた今、ウィズコロナで共存していける環境を作っていくことが急務です。グアム日本人会は、本年8月に50周年を迎えます。また、来年3月には、日本人学校補習授業校も50周年を迎えます。諸先輩方が、ご苦労を重ねて築き上げてきたこのグアム日本人会と日本人学校は何としても守っていかねばなりません。そして、次の50年に向けてさらに発展し、成長していけるよう、様々な取り組みを行っていきたいと思っております。
コロナ禍により、皆様とお顔を合わす機会がめっきり少なくなってしまいました。そして、ほとんどのイベントが中止となり、皆様の中に日本人会の存在感が少なくなってしまっているのではないかと感じています。
今年度は、最大イベントの秋祭りをはじめ、アート&クラフトフェアー、各種セミナーなど、会員の皆様と一緒に共感できる取り組みを復活させたいと考えております。ただし、コロナ禍以前と同じ形での実施には、まだ少し時間がかかると思われるため、ウイズコロナでの活動のあるべき姿を、理事の皆さんとしっかり議論し、新たなスタートを切りたいと考えています。
そして、会員の皆様と共に「日本人会設立50周年」をお祝いしたいと思います。
楽しい1年となる様、明るく元気良く盛り上げていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
グアム日本人会

グアム日本人会は、1972年8月17日、会員相互の親睦、知識の涵養、福祉の増進、及び日本・グアムの親善ならびに地域社会への貢献を目的として創設されました。
グアムに住む日本人が、お互いに助け合い、楽しく元気に暮らして頂けるよう、グアム最大級のイベント『日本人会秋祭り』をはじめ、様々な事業を行っています。
その事業を通じて、日本とグアム・アメリカの親善活動に貢献しています。
日本人会会則
日本人会会則は、以下をご覧下さい。
●日本人会会則( PDF 200KB)
グアム日本人会 会員数
法人会員 | 71社 |
個人会員 | 111名 |
準会員 | 3名 |
2022年01月現在 |