グアム日本人会について

名誉会長　在ハガニャ日本国総領事館総領事のご挨拶

皆様　初めまして。

在ハガッニャ総領事として着任しました石神留美子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

初めての海外は、交換留学で一年間高校に通った米国オハイオ州でしたが、日本に最も近い米国であるグアムは今回が初めてです。外務省入省後、海外勤務はガーナ、オーストリア、ニューヨーク、ブルガリア、エディンバラ、ナミビアで、通算２０年以上になります。赴任先ではその地の日本人会にお世話になってきました。息子は小学校の６年間、ニューヨークとブルガリアで日本語補習校に通いました。

グアム日本人会は設立５０周年、日本人学校、補習校はもちろん、昨年は４万人もの来場者があった秋祭りなど、大変活発に活動されていると伺い、心より敬意を表します。日本人同士の親睦、交流を越え、日本とグアムとの親善や、地域への貢献に日々努められ、グアム政府や議会からも感謝状をいただくなど功績が認められているときいて、喜ばしい限りです。

新型コロナウィルス感染症には、皆様も大変なご苦労をされたと思います。幸いにも状況は改善し、日本政府は日本への入国者について新型コロナウィルスに対する水際対策の終了を発表しました。観光産業に携わっていらっしゃる皆様も多いと思いますが、今後日本からの渡航者が増え、日系企業の活動も活発化するよう、皆様と協力していきたいと思います。また安全の確保や支援も含めた総領事館のサービスの充実には、引き続き努めて参りたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。

令和5年5月

日本人会会長　ご挨拶

この度、2023年度日本人会会長を務めさせていただく事になりました権田正です。

昨年度50周年を迎えた日本人会にあり、新たな１年を加える大事な年に会長職をさせていただく事に大きな責任を感じております。この責任を担い全うするには、不十分な身ではありますが、ともに理事・監事に信任された方々の力をお借りして、微力ながら最善の努力をして新たな１年を築く覚悟です。

1985年にグアムに来て以来、途中のサイパン在住10年も含めこの地域での生活が38年になりました。こんなにこの地で長く暮らす事になるとは、思ってもおりませんでした。長く居ると生活、社会環境を肌で理解しこの地に適応している反面、新しい事、改革すべき事に鈍感になっています。日本食材流通という生業からの切り口で経験を重ねてきましたが、それ以外については、疎い自分を感じております。グアム社会を支える多岐にわたる職業、活動に活躍されている今日本人会理事・監事・事務局の皆様と力を合わせ、新旧のバランスを取って、コロナ禍後の新たな日本人会の体制をととのえてゆきたいと思っております。　

日本人会を取りまく大きな問題として、生徒数の減少により、財政問題を抱える日本人学校の窮状があります。夢があり羽ばたく子が一人でも多く巣立つ日本人学校を存続させる為に、理事・監事一同それぞれの力を発揮し知恵を出し合い、入学したいさせたい学校となるようこの問題に全力で取り組んでゆきます。また日本人学校の生徒増を支える基盤は、日本人会の会員数を増やす事でもあります。秋祭り、アート＆クラフト等の文化活動等を主催する日本人会へのさらなる理解と協賛の輪を広げられるように活動してまいります。

会員の皆様の応援をよろしくお願いいたします。

グアム日本人会

　グアム日本人会は、1972年8月17日、会員相互の親睦、知識の涵養、福祉の増進、及び日本・グアムの親善ならびに地域社会への貢献を目的として創設されました。
グアムに住む日本人が、お互いに助け合い、楽しく元気に暮らして頂けるよう、グアム最大級のイベント『日本人会秋祭り』をはじめ、様々な事業を行っています。
その事業を通じて、日本とグアム・アメリカの親善活動に貢献しています。