2019年度 定時総会議事録

2019年度 第49回グアム日本人会定時総会議事録

日時 2020年8月04日(火)18:30-20:30
場所 ホテルニッコーグアム噴水広場

1.開会宣言  玉崎 徹

2.議長選出

推薦により羽賀 朋広(はが ともひろ)さんを議長に指名

3.総会成立宣言

  法人: 109社  1,117票   
  個人: 131人   131票
  合計投票  1,248票   
委任状含めた出席者数=650票(未回答=みなし承認票598票)
グアム日本人会会則第7条第3項に基づき、総会の成立が宣言された。(要過半数)

4.第49回日本人会定時総会での挨拶

 グアム日本人会名誉会長
 在ハガッ二ャ日本国総領事館総領事 小林 敏明 様

 佐藤会長、ご列席の皆さま。
 本日は挨拶の機会を与えていただき、誠にありがとうございます。5月半ばに総領事として着任しました小林敏明と申します。直前は東京におりましたが、グアムにはプライベートを含め今回初めて参りました。新参者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 各地の日本人会は、歴史や規模はそれぞれ異なりますが、子弟の教育(即ち日本人学校や補習校の設置・運営・支援)、会員相互の親睦、現地社会との交流・親善といった3点が共通の目的のように思います。

 グアム日本人会も、当初は日本人学校や補習授業校の設立が大きな目的でありましたし、それぞれの経営・運営も長年継続されていると伺っております。また、会員相互の親睦に加え、慰霊清掃、チャリティゴルフ、法律セミナー、そして、当地でも大きな集客を誇る日本人会秋祭り。こうした多彩な活動を実施し、日グアム間の親善に努め、地域社会に長年にわたり貢献してきていると伺っております。グアムにありながら、日本の文化・伝統、教育というものを守り、促進されてきたことに対し、総領事館を代表して、衷心より敬意と謝意を表します。

 本年は新型コロナウイルスが世界を襲っています。百年に一度の大災害であります。皆様、大変な思いをされておられることと存じます。

 総領事館では、邦人の皆様の安全を守るべく、新型コロナ関連の情報につきウェブサイト等を通じて情報提供しています。また、グアム政府、議会、グアム政府観光局等とは、新型コロナのみならず、日グアム間の観光再開に向けた情報・意見交換を行っているところです。早急に再開ができればそれに越したことはありませんが、双方ともなかなか感染が収まらず、国民・島民の命を守るという観点からも、漸進的な取組みになるのではないかと思います。

 さらに、本年は解放記念日に前後する各地の慰霊行事が軒並み中止または村長等ごく少人数のみで行われております。そこで私は、7月から19ある村すべてを訪問し、各村長と会談を行っているところです。少なからぬ村長さんは、戦時中の日本の行為は許すし、今や日グアム関係は友好的で非常に良好であることは間違いないが、戦時中の悲惨な出来事は決して忘れない、と述べていました。地元社会との和解と相互信頼の積み重ねが欠かせないことを痛感しているところです。米軍との関係も重要でありますが、この場では割愛させていただきます。

 本年はグアム日本人会として例年どおりの活動ができないかもしれませんが,行事が行われる場合には総領事館として最大限協力して参ります。日本人学校・補習校についても、可能な限り協力をしたいと考えております。

 今後は、日本人会創立50年、60年という未来を見据えて、特に若い世代を巻き込みながら、グアム日本人会を永続的に発展させて頂きたい。そのために総領事館としても、できる限りの協力を惜しまないつもりです。日本人会の皆様と総領事館が相互に補完しながら、引き続き子供たちに豊かな教育を確保し、日グアム親善を増進し、現地社会に貢献していくことを切に願っております。

5.会長総括 第28代グアム日本人会会長 佐藤 光男

 2019年度は15名の理事と2名の監事にて活動が開始されました。

 例年5月のリレーフォライフへの参加に始まり、7月はグアム75周年Guam LiberationのOpeningにはオブザーブ参加として新潟県から和太鼓奏者を招き、レオン知事を前にガバナーオフィスでの演奏や、チヤモロビレッジ・マイクロネシアモールでの熱演を繰り広げ、日本の伝統文化の紹介を行いました。

 また、7月の慰霊塔清掃には多数の方々に参加頂き、記念碑を前に唱歌「ふるさと」を合唱して英霊へ敬意を表しました。8月に掛けてはローカルの各慰霊祭への参加を重ねつつ、ローカルの苦難の歴史をお聞きすると心が重く感じた事もございました。しかし、日本人会から祈りを込めて献花を手向けた後には、ローカルの遺族の方々から「Thank you、参加してくれてありがとう」の言葉を掛けられると、「先輩諸氏らが長年継続されてきた慰霊活動の積み重ねのお陰で両国の相互理解が存在するんだ」と感じた事は、私自身の貴重な体験でもありました。

 その後は11月の日本人会秋祭りの準備の為に、実行委員会メンバーを中心に好祭会の方々や各方面のご協力を頂きながらOne-Teamとなって邁進致しました。特に今回は第40回の記念として、グアムの人々に愛される秋祭りを念頭に、各国の代表の方にも鏡割りに参加していただき、国際色豊かに開催出来たと思います。フィナーレの神輿や盆踊りには、多数のローカルの方々が積極的に参加し、その笑顔はとても印象的であり、今も忘れずに自分の眼に焼き付いております。その一方で、リスク管理の面からは、安全第一を行動の基本に据えて、損害補償項目のカバーにモレの無いような再精査に加え、外部警備員の増加に予算を重点的に配分して、想定できないリスクには出来る限りの備えを行いました。翌週には日本人だけでなく、ローカルの方々からも「日本人会秋祭りは楽しかった」と笑顔で語っていただいた事こそが今回の成果と言えましょう。これらの成功は日本人会理事らのチームワークと、各方面の関係者様のご協力の賜物であり、この場をお借りして皆様からのご協力に改めて御礼申し上げます。

  年が明けての元日の新年会には多数にお集まりいただき、お年玉抽選会の新企画で会が大いに盛り上がりました。そして、今年度の最終事業となるアートアンドクラフトフェアの準備を行なっている最中に新型コロナウィルスの影響が懸念される事態となり、お子様やご年配の方々が多く集うイベントの性格を考慮し、開催まであと10日余りの時点でしたが残念ながら今回の開催の中止を急遽決定致しました。多くの方々には出品やご出演の準備をされていたにも関わらずの中止となり申し訳なく存じますが、その後の感染状況の推移から見ても止むを得ない決定とのご理解をお願い致します。その後はグアムでのロックダウンが開始され、今日に至るまで日本人会の活動の他、社会活動が停止されてしまい、例年通りの活動が出来ずにおりまして総会の開催が今日に至っております。

 そんな中でもグアム日本人学校の再開に向けては、教育部理事・日本国総領事館・日本人学校及びPTA代表らが懸命に協議し、グアム政府医療チームの協力を得ながら6月8日の開校に漕ぎ着けたことをご報告させて頂きます。

 コロナの感染問題は、まだまだ根本的な解決の出口が不透明でありますが、日本人会として出来る活動については継続し、または違うやり方を模索しつつ、日本人社会とグアム社会の架け橋となれる活動を継続して参りたく、引き続き皆様からのご協力を来年度もお願い申し上げつつ、年間総括の報告とさせていただきます。

6.各部報告

 各部報告内容に関しては各部報告のとおり

 教育部 部長:権田 正 
 文化部 部長:渡邉 大輔
 商工部 部長:同上
 青年部 部長:木村 宏太郎
 渉外広報部 部長:テノリオ 聡子
 総務部 部長:玉崎 徹
 会計部 代行:同上

7.日本人会より日本人学校へ寄付

佐藤会長からグアム日本人学校全日制工藤校長先生に6万ドルの寄付をお渡ししました。

8.次期理事及び監事の選出

佐藤会長から現理事及び監事任期満了宣言がなされました。選挙管理委員を紹介後、玉崎選挙管理委員長より選挙方法の説明、候補者選定にあたる経緯の説明を行い、立候補者を紹介。定数に従い理事15名、監事2名の立候補者を得、今回は会員の皆様の信任投票で2020年度の理事・監事を決定しました。

9.表彰

 日本人会会則第14条に従い、3期理事を務めた以下の4法人と2個人を表彰しました。
① S.P.E. GUAM , INC.
② TNN GUAM, INC.
③ ペレズ麻衣 (個人)
④ PACIFIC RIDGE CORPORATION
⑤ NIPPON TRAVEL AGENCY MICRONESIA, INC
⑥ ダカナイ敬子(個人)
また、今期新たに名誉会員になられたウッドレ―節子様を紹介させて頂きました。

10.総会閉会宣言  玉崎 徹

11.グアム日本人学校2020年度新任教員紹介

本年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、ご本人の参加はなく、お名前のみ紹介。
工藤全日制校長先生より佐藤康隆教頭先生をご紹介頂いた。

12.各企業新任者紹介

個人会員としてご加入のIP&E武石様、ならびに、HANAHIRO U.S.A. INC.の栁沼様をご紹介

13.閉会宣言

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