平成を振り返る
グアム日本人会は1972年(昭和47年)に創設されました。現在日本人会事務局には1977年から発行された日本人会会報が保管されています。その当時はまだ昔懐かしいわら半紙に手書きで印刷されておりました。
平成の世も今年4月でついに終了します。時代を振り返るという意味も込めて今回は20年前(1999年=平成11年)と10年前(2009年=平成21年)発行の会報誌からいくつかの記事をご紹介いたします。古き良き時代のグアムを偲び、懐かしい思いで読んでみて下さい。なお、文章はすべて当時の本文より一部抜粋させて頂きました。
平成11年1月号より
・廣川 孝 総領事 新年のご挨拶
一昨年、昨年と低迷する日本並びにアジアの経済の影響を受け、日本及び近隣諸国地域からグアムを訪れる観光客数は大幅に減少し、当地において観光関連事業に携さわっておられる方々にとっては非常に厳しい一年であったと思います。
しかし、昨年日本国政府は四月の十六兆円の総合経済対策の決定、十月の金融再生関連法案の成立を経て、十一月には二十兆円を超える過去最大規模の緊急経済対策を打ち出し、日本経済を一両年のうちに回復軌道に乗せるべく全力を挙げて機動的種々の措置をとってきております。
・世良譲、しばたはつみ ジャズの夕べ
ホテル・ニッコー主催、文化厚生部後援による「世良譲、しばたはつみ ジャズの夕べ」が次の通りおこなわれました。
・大阪など06地域の市内局番が1ケタ増えます。
1999年1月1日午前2時(日本時間)から
変更対象
大阪など06地域の市内局番が変わります。
電話だけではなくファックス、ISDN、ポケットベルなどの市外局番も4ケタに変わりま
す。
・クラフト・フエアー第一ホテルで
二月六日(土曜日)午前十時より
婦人部では来る二月六日(土)午前十時より午後四時、第一ホテル・アンバサダー・ルームにおいて、クラフト・フエアーを開催致します。
平成21年1月号より
・HULA(ふら)クラス活動リポート
昨年の10月7日、SHINAJANAの老人ホームを慰問し、地域のシニアの皆様にHULAを
披露しました。メンバーの半数は初心者(初めて2か月の方も)の為3曲のみでしたが
予想以上に皆さんに喜んでいただきメンバーも感激のうちに幕を閉じました。
・グアム補習授業校35周年記念式典に参加して
11月16日(日)グアム日本人学校においてグアム補習授業校35周年記念式典が開催され関係者の温かいスピーチが続き、なごやかに進行致しました。その中でもグアム補習授業校の立ち上げに多大な力を発揮された日本人会初代教育部長である小林正典氏からのお話はグアムの教育の変遷についての大変興味深いものであり、またグアム日本人学校校歌作詞者である片桐悠爾氏からは著名な作曲家でありグアムをこよなく愛した浜口庫之助氏と校歌を完成させるまでのエピソードを交えての楽しいお話をいただきました。
・グアム日本人会新潟訪問報告
12月6日から9日の日程で日本人会理事8名が新潟県新潟市、柏崎市を表敬訪問して参りました。この表敬訪問のきっかけは今年の夏に遡ります。今年8月にコンチネンタル航空の新潟―グアム就航10周年記念として小熊博新潟県副知事、堀川武新潟県副知事、内藤信寛柏崎観光協会長一行がグアムを訪問された際に、日本人会理事を招待して頂き、懇親会が行われました。その席上、今までグアム日本人会からは一誰も新潟に来られていないとのお言葉があり、それでは今期の我々が参りましょうと約束を交わし、今回実現となった次第です。