2018年グアム知事選・総選挙 

沿道や建物に立候補者の顔写真の看板が立ち、4年に一度のグアム知事と副知事を選ぶ選挙戦がスタートしています。今年の知事選には現副知事のRay Tenorioと前政府議員Tony AdaのチームがRepublican(共和党)から立候補。片やDemocratic Party(民主党)からは現グアム政府議員のFrank B. Aguonとグアム・サイパンの米国政府弁護士やグアム検事総長などの経験を持つAlicia Limtiacoチーム、現グアム銀行CEOのLourdes Leon GuerreroとGuam Autospot社長Josh Tenorioチーム、1995年から2期知事を務めたT. C. Guiterrezと旧グアム警察署長Fred Bordalloチーム、そして立候補受付締め切り間際にさらに現政府議員Dennis Rodriguez, Jr.と軍歴をもつ教育者Dave Cruzチームが加わりました。 

8月25日に予備選挙があり、この際に民主党の4チームが1チームに絞られ、11月6日(火)の総選挙で共和党のTenorio&Adaチームと次期知事・副知事決定の決戦になります。この総選挙には知事、副知事の他に2年ごとに改選される15名のグアム政府議員、米国連邦議会代表議員、検事総長、公共監査人(Public Auditor)などの選挙も兼ねておりこれらの分野も知事、副知事選同様に規定の候補者数を越す場合は予備選挙で人数が絞られ、総選挙に臨むことになります。米国政府議会代表議員のMadeline Bordalloと公共監査人のDoris Brooks、検事総長のElizabeth Barret-Andersonの3人の女性は長年不動の地位を保持しており、80歳を越えたBordallo女史は8期目に挑戦することを発表しています。 

 さてグアムを含め、アメリカ合衆国の総選挙は11月の最初の月曜日の翌日と定められています。この法律は1800年台半ばに制定されたもので、当時の農業大国アメリカ国民の大半は農民たちが占めていたので、彼らの収穫期が落ち着いた11月で、キリスト教の安息日の日曜と当時恒例であったマーケット開催日の水曜を避けたからだそうです。 

編集委員:S.W. 

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