リレー・フォー・ライフ・グアム 2018 報告 

 リレーフォーライフはガン患者さん、ご家族、関係者の方々だけでなく世界中の人々と一緒にガンに関して向き合い理解し共に前進することができるイベントです。1985年に一人の医師がガン患者の為に24時間走り続けて寄付を募ったことが始まりで現在では世界中でイベントが開催され2018年には日本でも50か所で開催されるとのことです。日本人の二人に一人はガンを患うと言われる現代にて我々はある日突然に現実に向き合う時が来るでしょう。ここまで身近なガンに関して理解をしておくことは大切なことだと今回のイベントに参加したことにより気付かされました。 

今年度のイベントも例年と同じくジョージ・ワシントン高校の校庭にて開催をしました。イベントの最初にはガンを克服された方々とその家族、関係者が紹介され克服後の年数によってグループになり行進をしました。皆様の行進する様子を拝見させていただきましたが素晴らしい笑顔で誇らしく、観客へ勇気を与えていただきました。大病を患ったにも関わらず明るく楽しそうに行進される姿は家族を勇気づけるだけではなく周りのイベントに関わる全ての方々にも心地より感動を与えていただきました。 

 このイベントに参加するまではどのようなイベントになるか想像もつかない状態でございました。イベントが進行していく過程で緊張感から変化しイベントをエンジョイしていることが実感できました。今年も日本人会からは文化部が活動の一環として参加しているGUAM Council of Women’s Clubs(G.C.W.C)のメンバーと一緒に行進をさせていただきました。皆で校庭を行進することでイベントに参加してガン患者さんと一体感を共有することができました。 この一体感を共有できたことで、ほんの少しではございますがガンに対して向き合い何かを感じさせていただいた瞬間でもございました。 

 リレーフォーライフに参加して気付かされたことは、このイベントはガン患者同士の繋がりだけではなくそれをサポートする家族との繋がり、また地域との繫がりでガンを一人で闘病するのではなく皆で困難を乗り越えようとしていることです。このようなイベントが世界中に広まっていることは今後のがんに対する取り組みで有益であり継続することが必要であると強く認識を致しました。 

 当日には関泉在ハガッニャ日本国総領事館総領事にもご多忙にもかかわらずご参加をいただきましたこと、この場をお借りいたしまして感謝申し上げます。また、今年もBENTO・シェフ野中様より寿司プレートのご寄付をいただきました。ありがとうございます。イベントに参加いただきました皆様、関係者の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。 

文化部長 渡邉 大輔

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