チョコレート工場視察(スーパー探検隊ではなく今回は工場探検隊:M.T)
夏休み、皆さんは何をお土産に帰省されましたか?
グアムのおみやげ物の中に、「MADE IN GUAM」のロゴマークの入った商品があることをご存知でしょうか?
今回はこのマークの付いている「MADE IN GUAM」製品について調べてみることにしました。まずは日本人会の会員さんでこのマークの付いた製品を製造販売していらっしゃるキャットクレアさんに突撃取材に伺いました。このマークは「Guam Product Seal」と言って、Guam Economic Development Authority (通称DEDA) という機関に申請すると施設や商品の検査があって認可が下りたら商品に付けることが出来るのだそうです。グアムで作られていることはもちろんのこと、原料の割合とか色々と基準があるとのこと、詳しくはGEDAのサイトwww.investguam.comをご覧下さい。お忙しいところお話を聞かせてくださったキャットクレアさん、ご協力本当にありがとうございました。
MADE IN GUAMマークの予備知識を仕入れたところで、お次は以前PDNでも取り上げられていたバリガダにあるGuam Premium Chocolate Factoryに行って来ました。連絡先がわからず、アポなしで訪問したオフィスはガラス越しに製造ラインの見えるきれいな空間で、担当者から会社の概要や商品の説明を伺うことが出来た上に工場見学までさせてもらうことが出来ました。この会社は20年に渡りベルギーなどからチョコレート製品の輸入をして来たのだそうです。長年チョコレート販売に携わってきたのでお客さんがどんなものを欲しがっているのかという動向が把握できたので「グアム製」ということにこだわりチョコレート製造に乗り出したのだそうです。そして、2年前に約3百万ドルの投資をしてドイツやスイスの最新鋭の機械を導入しバリガダ工場の拡張をしたということです。最初は4種類しかなかった商品も今や80種類になり、サイパンやパラオ向けの商品も作っているそうです。
さあ工場見学です!白衣を着て白い帽子をかぶり、白い靴カバーをつけて工場内に入ると甘―い匂いに包まれてもうそれだけで幸せな気分です。大きなタンクの中には艶よく溶かされたチョコレートがいっぱい入っていました。次のタンクでテンパリング(チョコレートをなめらかで艶やかな仕上がりにするために大事な作業)を行っているのだそうです。タンクに繋がるパイプももちろん保温されていて、温度管理の大切さを力説されていました。
ベルトコンベアには整然とハワイ産マカダミアナッツの並べられたトレーが次から次へと流れてきて、チョコレートを流しいれ、冷やし固め、型から抜いて、コーティングのチョコの中をくぐらせ、また冷やし、表面にチョコで模様を書いてまた冷やし、最後にメタルセンサーを通って製品になります。なんだか、小学生に戻ったみたいな気分で工場見学を楽しんできました。
学校やグループでの見学を受け付けているそうですので、興味のある方はPATTERSON ENTERPRISES 電話633-6646に問い合わせてみてください。
アポなし突撃取材にもかかわらず親切に対応していただき、本当にありがとうございました。
スーパー探検隊ではなく今回は工場探検隊:M.T