第44回グアム日本人会「春祭り」を終えて ~会長ご挨拶~
第44回 春祭りを終えて
グアム日本人会会長
冨江高広
平素より当会の活動に格別のご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、2026 年 4 月 11 日に開催いたしました「第 44 回 グアム日本人会 春祭り」は、会員の皆様をはじめ、多くの関係者のご尽力により無事終了いたしました。改めまして深く感謝申し上げます。
本年も島内外から多くの来場者を迎え、島内の多くの子供たちにも日本文化に触れていただく貴重な機会となりました。地域社会に日本文化の魅力を発信できましたことを大変嬉しく思っております
1.「全員が主役」
毎年申し上げております通り、ご来場者、ボランティア、パフォーマー、ご協賛、設営・運営・輸送・調達、ブース出店など、そのすべてが春祭りの「主役」です。
会員の皆様に加え、地元企業、政府機関、観光局、公園局、警察、消防、衛生局など、多くの皆様のお力添えによって今年も日本文化を存分に披露することができました。特に、当会理事・監事・事務局、そして経験豊富な OB・OG 理事の皆様で構成される「春祭り実行委員会」の献身的な尽力とその数々の成果や進化に心より感謝申し上げます。
2.「今回の新たな試み」
今回は「盆踊りを会場中央で」「キャッシュレス化」「Japan Art ブース新設」「フェスメイトへの皆様により楽しんでいただく運営」に取り組みました。
■会場のど真ん中での盆踊り:
会場中央の櫓(やぐら)の形状を変更し、櫓上で太鼓演奏を行うとともに、その周囲を囲む形で盆踊りを実施しました。従来は会場の混雑等により、このような本来の盆踊り形式を実現することができませんでしたが、ここ数年にわたり会場レイアウトや来場者動線を工夫したことで、「本来のお祭りの姿」を実現することができました。
■キャッシュレス化・チケットレス化への第一歩:
気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、今回「チケット販売のクレジットカード利用を前売り・当日売りに導入」しました。通信環境等不測の事態の際の検証や、購入いただいたチケットのお子様を含む複数人での利用想定など、ソフト面・ハード面を詰めたうえで、次の段階として、「チケットレス化」とのハイブリッドを検証していきます。実現すれば、前売り券や当日券のネット上での購入、ペーパーチケットの紛失リスクの軽減、チケット販売コーナーの行列の短縮、出店者様や事務局の精算業務の簡素化など大きな効果が見込まれます。
■「ジャパンアート&クラフト」ブース新設:
9月に日本国総領事館との共催によりマイクロネシアモールで実施している「ジャパンアート&クラフト」の出店者を中心にお声がけし、ブース新設をしました。来場者への食以外の日本文化の披露として、出品者の皆様とっては日頃の作品の披露機会を増やす試みです。次回以降もぜひとも継続したいと考えております。
■大切なフェスメイト(旧称:会員ボランティア)の存在:
春祭り運営に欠かすことのできない存在が「フェスメイト」の皆様です。主にブースでの販売などを通じてお祭りを文字通りボランティア精神で支えていただいており、そのご協力なくして春祭りは成り立ちません。遅ればせながらではございますが、当会では日頃のご尽力への感謝の気持ちと、少しでもお祭りを来場者としてもお楽しみいただきたいとの思いを込め、本年よりフェスメイトの皆様にささやかながらチケット配布を開始いたしました。今後も、フェスメイトの皆様ご自身にも春祭りを楽しみながらご参画いただけるよう、より魅力ある施策を検討してまいります。
まだフェスメイトを経験されたことのない会員の皆様にも、運営に携わることで初めて見える春祭りの魅力や達成感を、ぜひ感じていただければ幸いです。
3.「春祭り未来形 ― 改善と進化、そして伝統との融合」
これまで実行委員会では、「開催時期変更」や「会場内混雑緩和」など、毎回改善を重ねてまいりました。4月実施(春実施)は次回も継続しますが、今回の台風接近については、今後のリスクとして検証課題となります。開催中止を免れたことは幸いでしたが、チケット販売数減少にみる来場者数の減少をはじめ、出店者様の売上減少、島外参加者の帰路交通機関への影響など主催者として大変心苦しく感じております。今後も、すべての主役の皆様に寄り添った改善を進めてまいります。そのためのノウハウや商品、技術、インフラをお持ちの会員企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご連携いただければ幸いです。なお、前述の「実行委員会」は日本人会員であれば参画いただけます。
スマートフォンの登場が社会や生活を劇的に変えたように、現在急速に進化を続けるAI 技術は、その何倍ものスピードで世の中を変えていくといわれています。来場者の快適性向上はもちろん、日本文化の伝統に現代アートや最新技術を融合させた新たな演出など、いとも簡単に実現できる日も遠くないことでしょう。東京オリンピック開会式で見られたような、「伝統」と「革新」が融合した表現を地域のお祭りという形で実現できたなら、それはグアムならではの大きな魅力になるのではないかと感じております。会員の皆様とともに、次世代につながる新しい春祭りの姿を創り上げていくことを想像するだけでも胸が高鳴ります。
次回もココロードレースをはじめとする関連イベントとの相乗効果により、日本および海外からの来場促進にもつなげてまいります。グアム日本人会は、今後も島民の皆様に日本文化を楽しんでいただける場を提供し、より魅力あるお祭りへ進化させてまいります。引き続き、会員の皆様のご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、当会会員の皆様に対してはもちろん、特に今回の台風 4 号により甚大な被害を受け、現在も復旧途上にあるサイパンをはじめ北マリアナ連邦の皆様に対しても心よりお見舞い申し上げます。当会では、北マリアナ日本人会向け義援金を 6 月 15日まで受け付けております。会員の皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。詳細は こちら をご確認ください。
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