👉退任理事・監事のご挨拶(2024年度)

グアム日本人会会長

権田 正

日本人会理事退任にあたり

2024年度の理事は、秋の祭りを春に移したが為に任期期間も3カ月延長され、最後のラストスパートは倒れ込むようなゴールになりました。ホリデーシーズンの入り口に収穫祭としての意味合いで開催されていた秋祭りでしたが、毎年、雨季の終盤にあたり、天候不順が最大のリスクでした。それを回避するために思い切って今年度は春開催にしたわけですが、春は春でイースタ―バケーションの浮遊性、卒業式の準備、グアム国際日本人学校の卒入学との関連など新たな問題点も浮上しました。

開催を取りまく環境を負荷としてとらえるのではなく、新たな試みに挑戦し、克服する先に何があるかを楽しみに、日本人会理事を中心に春祭り実行委員が一丸となって新たな取り組み方で、そしてココ ロードレースともタイアップしながら、島民により大きな祭りの満足度を提供できたと思います。この満足度が退任するにあたっての大きな達成感でした。

今更ながらこの春祭り開催までの道のりと、開催を支えていただいたグアム島内企業、有志の皆さんの協賛、寄付に対し感謝の気持ちで一杯です。感謝せずにはいられない心情が、グアムをいとおしく思う心や地域貢献に結びつき、ひいてはグアム・日本の文化交流多様性の容認、共感に手が届いた気がします。これをいかにこの先につなげてゆくかが、来年度の理事になられる方への置き土産になります。しかし、理事の皆さんがそれぞれの得意分野の能力と協調性を発揮すれば時代の変化に添いながらつなげてゆくことができます。

日本人会理事としてこの3年間、かけがえのないたくさんの経験や思い出をつくったはずなのですが、何か伝えたい思いはといえば、上記の第一回春祭りになります。この開催に理事任期中のすべての事が凝縮されていると思います。

同期理事や日本人会を取り巻くたくさんの方々に暖かく見守っていただいたお陰で、3年と3カ月の任期を無事に終えられそうです。日本人会総会を残すのみとなった今、理事の責務から解放される日への思いに気持ちが軽くなり、雨の合間の青空がより高く見えます。 

ありがとうございました。

グアム日本人会副会長

野口 雄充

理事を終えて

2022年4月の総会を終え、最初の理事会に臨むと既に役割分担が決まっている様で、さて自分は何をやればいいのかな、と配られた割当表を見ると、「50周年記念事業」とあります。え、何にも聞いて無いけど、と会長はじめ執行部の方に尋ねると、何をやるのかも併せて頼みますよ、との事。えー、というところから始まった3年間の理事活動でした。

2年目からは会長はじめ主要なメンバーが任期満了や転勤等でゾロゾロ抜けた為、副会長を仰せつかりました。私の拙いサポートで権田会長も不安だったと思いますが、みんなで力を合わせて難局を乗り越え、2年目も無事終えることが出来ました。日本人会発足の契機となった日本人学校が財政改革を目指し始めたのもこの頃からだったと思います。

3年目はこの3年間で一番動きのあった一年だったと思います。まずアートアンドクラフトフェアをコロナ以降再開しました。実行力のある理事の皆さんのおかげです。また秋まつりを春開催に変更、島中の注目を浴びての開催となりました。単に季節を変更したのみならず、これまでのやり方を検証しながらの試行錯誤の準備期間でありましたが、過去の課題や今後の志向も見据える時間もあったのは良かったと思います。

今後の理事会ですが、出来るだけ多くの皆さんに理事を経験して頂き、グアムにおける日本人会のあり方を考えて頂ければと思います。会の基本的な考え方である相互扶助や親睦は勿論ですが、現地グアムの人たちとの付き合い方を考えながらの日本人会活動が必要になってくるかと思います。会員数が減少した事で日本人会だけで色んなイベント等が回せなくなってきたことが結果として現地の皆さんとの交流や協業を促すことにも繋がることにもなりましたが、今後は日本文化の理解と交流も含め活動を進めていけば、引いては各企業の経済活動にも理解が得られ易くなるのではと思います。

最後に事ある毎に金銭的に人的にご協力頂きました会員企業の皆さん、個人会員の皆さんには心より感謝申し上げます。引き続き日本人会をよろしくお願いいたします。

渉外広報部

山口 恵香

3年間と少しの任期を終えて

皆さまへ
このたび、日本人会の役員としての3年間と少しの任期を終えることになりました。

今でも忘れないあの日。なかなか高級な方の日本食レストランの一室で「日本人会に入ってみない?」と声をかけていただいた時のこと。「コロナ明けでまだ徐行運転中だからそんなに大変じゃないし、交友関係も広がるよ」と聞きながら、私はすでに腹をくくっていました。だって、誘われたら断る理由なんてないじゃないですか。

担当になったのは仕事とも関わりのある広報系。だからこそ得意分野…のはずが、お祭り前になると本業だけでなく家事もままならなくなるほど、本気で忙しくなってしまい、「FOR JAPAN!今日も母は日本のためにがんばります!」と呪文のように叫びながら、家族の協力を引き出していました。

でも、そんな日々の中で育まれたのは「グアムに暮らす日本人」への不思議な家族のような想いでした。みんなバックグラウンドも年齢も違うのに、一緒に汗をかいて、知恵を出して、時には笑って泣いて。っていうと大げさに聞こえるかもしれませんが、泣きたいぐらい忙しくなったのは事実だとおもいます。だけど、さすが!ユーモアのある心の広い理事・監事、そしてお祭りの実行委員会の皆さん。度々救われていました。共通点は「グアムを愛していること」と「なんだかんだ、みんな熱血」。そんな皆様たちと一緒になって頑張ってこれた事が、私にとって一番の財産です。

そして、この3年で自分が成長できたか?と聞かれたら、はい!と胸を張って言いたいです。任期を通じて「担当場所にしっかり身を置く」という事が私の器にひとつ増え、必要のない行動には区切りをつける力がつきました。人のために何かをすることで、時間の大切さ、自分の選択の重みを感じるようになりました。

任期は終わりますが、これからも一会員として、日本人会を応援し続けていきます。新しく役を担う皆さま、無理せず楽しんでくださいね。困った時は、声をかけてください。高級な方の日本食レストランでお話を伺いたいと思います(笑)

心からの感謝を込めて、本当にありがとうございました!

会計部

髙井 康暉

退任のあいさつ 

2024年7月より約1年間、日本人会会計理事を務めさせていただきましたが、このたび任期満了に伴い、理事を退任することとなりました。

グアムへは2024年7月に着任し、前任の井上理事から会計理事を引き継ぎました。当初は地域の事情や日本人会の運営について不慣れな点も多く、不安を抱えながらのスタートでしたが、多くの皆様から温かいご指導とご協力を賜り、なんとか責務を全うすることができました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

この1年の間に、春祭りやハロウィンイベント、慰霊碑清掃など、様々な行事に関わらせていただきました。こうした活動を通じて、業務上では関わる機会の少ないさまざまな分野・世代の方々とご一緒する機会をいただき、人とのつながりの大切さや地域コミュニティの温かさを改めて実感いたしました。日本人会理事および会員の皆様には本当にお世話になりました。

また、日本人会の活動を通じて、グアムと日本との長い歴史的な関係や、地域に根ざした交流の深さを肌で感じることができたことも、大変貴重な経験となりました。

短い期間ではありましたが、理事として貴重な経験をさせていただけたことに、心より感謝しております。
今後ともグアム日本人会のますますのご発展と、皆様のご健勝・ご多幸をお祈り申し上げ、退任のご挨拶とさせていただきます。
短い間でしたが、本当にありがとうございました。

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