2024年 新年のご挨拶・日本人会会長より

第30代 日本人会会長
権田 正

あけましておめでとうございます。

日本は暖冬と言われていますが、朝の暗さ、風の冷たさ、重ね着から逃げる事ができません。
そんな日本の冬から解放されて体に優しい暖かさの中で、辰年の元旦を無事にグアムで迎えられます事を日本人会会員及び島内の皆様と喜びたいと思います。

日本人会は1972年の創設以来、52年を迎えます。補習授業校51年、日本人学校35年、秋祭り42年の歴史です。昨年のような大きな台風に幾度も見舞われ、また地震にも見舞われた事もありました。観光業に影響を与えた湾岸戦争、サーズもありました。
そして生活スタイルをかえってしまったコロナもありました。
振り返れば、月日の流れのアクセントのようなになっていますが、それを努力と適応力で乗り越え、継続の力にされてきた方方がいなければ、本日2024年の辰年を迎える事はできませんでした。

グアムの精神ともいえる「イナフ マオリク(調和して仲良く暮らす)」と日本人の持つ勤勉、協調性が一体となり、今日のグアムの日本人社会があると思います。
昨年のリベレーション・デーでグレロ知事は、「ここグアムにつどっている人は皆グアムの子供です」とあいさつされました。「イナフ マオリク」が原点となったこの言葉をとてもうれしく聞きました。 グアムの子供であるなら、母なるグアムの愛を享受し、グアムを発展させ、楽園にしたいと思いました。そのような気持ちが形になったのが42回続いている秋祭りです。昨年は例年に勝る15万ドルの協賛を頂き、地域コミュニティーの一員である責任の重さを実感すると伴に、これからは協賛せずにはいられないという秋祭りにしたいと思いました。

辰年の1月にはチャリティーゴルフ、2月には2km/5km アニメマラソンと盛りだくさんのイベントがあります。その先にはもちろん43回目の秋祭りが控えています。52年目の経験をこれまでの日本人会の歴史に上乗せし、その先につなげたいとおもいます。地域コミュニティーにもっと溶け込みグアムにいられて幸せだと思えるように会員一人一人が自分のイベントとしてとらえ地域コミュニティーと共同制作する気持ちで盛り上げていけば、「イナフ マオリク」がより形になって現れ、より魅力的なグアムになり、観光客をひきつけずにはいられない島になると思います

辰は12支では唯一の想像上の動物で「振る」という文字に由来し、自然、万物が振動し草木が成長し活動が旺盛になるそうです。日本人会の振動が、グアムのさらなる発展の源になる事を祈り、挨拶とさせていただきます

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