退任理事・監事のご挨拶(2022年度)

青木会長

グアム日本人会会員の皆様におかれましては益々のご健勝お喜び申し上げます。

2023年4月21日の日本人会総会において3年間の任期を終了し退任させていただく運びとなりました。公私にわたり皆様に助けられ任期を全うすることが出来ました。
心より感謝し厚く御礼申し上げます。

振り返りますと1年目文化部長、2年目副会長兼文化部長、3年目は第29代日本人会会長職を任されました。コロナとの共存を余儀なくされ不安要素がいつも脳裏を掠めておりました 。2020年はまさにロックダウンという人生経験の無い生活様式から始まり皆が手探りの状態でのスタートになりました。仕事はおろか家から出るなと言う異様な光景も経験いたしました。日本人会の活動も最初の2年間はほぼ中止に追いやられ、それどころか私たちの生活の中心でもある観光業にも多大な影響を及ぼしました。仲間が帰国したり、引退を余儀なくされたり仕事を失った仲間が多数出てしまい本当に悲しい思いをいたしました。

やっと回復の兆しが見えてきた2022年、 マスクをしながらも外に出て活動できるようになりました。日本人会も4月新年度が始まり出来ることを無理せずやっていこうと誓いました。ふたを開けたところ、外出を我慢していた多くの人たちがイベント開催時に参加していただきました。集大成がイパオ公園での日本人会秋祭りでした。過去最高の42000人が参加したと発表されました。 多くの人から感謝の言葉を受けました。理事の皆さんをはじめ、秋祭り実行委員の皆さん、好祭会の皆さんなど多くの関係者の皆さんにもう一度深く感謝を申し上げたいと思います。 

そして今年はなんとグアム議会よりグアム日本人会に感謝状が授与されました。日本人会発足50年、以来長きに渡り地域貢献とコロナ禍での活動を評価されました。また、元旦の新年祝賀会に於いてはルーレオンゲレロ、グアム島知事から感謝状を頂きました。

コロナとの共存で大変厳しい制約を受けながらの活動でしたが、何と言っても私は最高のメンバーに恵まれこの3年間遣り通すことが出来ました。お付き合いいただいた理事の皆さんには大変なご苦労をお掛けいたしましたこと、お詫びと感謝をいたします。最後にこれからもグアム日本人会が日本人学校や補習授業校を含め、更なる発展をしグアム社会に貢献できることを祈願し退任のご挨拶とさせていただきます。    

      グアム日本人会会長
青木一美

                   

                               

羽賀 朋広さん

2021年度より2期、理事を務めさせて頂きましたが、この度4月1日付けで日本へ帰任となり、理事を退任させて頂くことと致しました。短い期間でしたが、日本人会の皆様には理事会活動への様々なご支援を頂き、大変お世話になりました。

 理事になった最初の1年はまだコロナ禍の影響が深く、各種イベントの開催には人数制限や守るべき感染防止ルールが多かったため、慰霊清掃活動以外のほぼすべてがIN PERSONでできない状況でした。2期目に入り、22年5月からようやく主要なRestrictionが解除され、清掃活動のみならずハロウィーンや秋祭りを、そして50周年記念式典も新年祝賀会と合わせて開催することができました。これらの行事に理事として係ることができたことは、とても充実した貴重な経験でした。

 理事になる前の2019年4月から都合4年間、グアムにおりましたので、まさに「コロナ前・コロナ中・コロナ後」を体験したことになります。この短い期間でもグアムには多くの変化(良いものも悪いものも)があり、それを目の当たりにしたことは良い学びとなりました。まだコロナのダメージからは復興途中という表現が正しいと思いますが、観光と軍需を経済の中心とするこの島にとっては、これからも多くの新しい事業の開始・誘致や、ミリタリープロジェクトによる新しい人々の到来が予想されます。それらがまたグアムの魅力に彩りを添えて、島民の皆様にとっても、観光客の方々にとっても、より愛される素敵な島になっていくことを祈念しております。

総務部 部長
羽賀 朋広

武石 大吾さん

2020年2月10日グアムのIP&E社に赴任、3月14日家族が合流、そして3月16日グアムはロックダウンしました。元々は、三学期が終わってから家族を呼寄せようと計画していましたが、早めに呼べたのは、日本の学校がすべて閉鎖になり、子供たちも家でプラプラしていたからでした。もし3日遅れれば、ホテルでの2週間の検疫期間となる予定でした。

街中に人の影がないグアムは、異様な雰囲気でした。当時、コロナは本当に怖いウイルスでした。毎日、政府からの感染者数の発表を見て、自己防衛するだけ。私のミシガン州の高校時代のホストファミリーがコロナに掛かったり、2019年の高校同窓会で再会した友人がコロナで亡くなってしまったり。子供たちも折角グアムに来たのに、ずっとオンライン授業。友達が出来るわけありません。

その様な状況下、一年後の2021年3月、日本人会の活動に何かご協力出来ればと、個人会員ながら、当時の玉崎総務部長に連絡を差し上げ、あれよあれよというまに、総会、そして、2021年度の日本人会理事に選ばれ、初年度は木村さん体制の青年部に属することに。青年部は秋祭りやスポーツレクリエーション活動の実施がその活動内容となっていますが、実態は、秋祭りの実行がその9割以上の役割となります。その年の青年部は、理事3年目の木村部長、2年目の浅沼組の藤田さん、そして1年目の佐藤グアム補習授業校校長と私の4人体制でした。未だコロナの勢力が衰えず、UOGでの室内秋祭り等の検討も行いましたが、やはり中止に。そして、木村さんは卒業していきました。

さて、理事二年目2022年、まあ藤田さんが部長になるんだろうなと安心していたところに、組閣中の会長青木さんから、ちょっと話があるんだけど、ということでアルパインビーチクラブの執務室に呼び出しがあり、「武ちゃん、青年部長、おねがいできなーい?」とのこと。「藤田さんを、差し置いてそれは」と言ったものの、「藤田さん交代の予定らしいんだよと。」「いやいや、佐藤校長が?」とも言ったのですが、最終的にお引き受けすることに。

お祭りは大好きなので、自分の経験を生かして、青年部長として、実行委員長として第41回グアム日本人会秋祭りを、イパオ公園にて2022年11月19日(土)どうにか取り仕切ることが出来ました。日本人会理事、実行委員、好祭会、シェフ会、日本人会会員の皆様、加えて、グアム政府の協力なしには成し得ない4万人超に参加頂いたお祭りとなりました。ボランティアの皆様、そして参加頂いた皆様、ありがとうございました。

第41回秋祭り画像

日本人会理事は3年間がその任期となり、任期をあと一年残しておりますが、親会社よりオマーン事務所長を4月に拝命し、グアムを離任いたします。短い間ではありましたが、ありがとうとざいました。第42回グアム日本人会秋祭り、11月18日(土)の開催の成功を祈念しております。それでは、また逢う日まで。

青年部 部長
武石大吾

佐藤 康隆さん

2020年の春、2週間のホテル隔離を経て日本人学校教頭に着任しました。COVID19による教育現場に与える影響は、予想をはるかに超えて約3年間新しいスタイルの学校へと変貌を余儀なくされました。2020年10月からは、前任校長の離任もあり、グアム補習授業校校長と兼任で日本人学校にも新たなスタイルの運営を取り入れようと当時のスタッフと邁進していたことを思い出します。今では当たり前のようになっていることも、皆で協力し合って一つ一つつくりあげた組織力は素晴らしいものでした。

翌年2021年から日本人会理事に加えさせていただき、グアムの日本人コミュニティについて様々な側面を知ることができました。そして、日本人学校が多くの方々の並々ならぬ多大な努力と思いを背景に伝統をつくってきていることをあらためて認識させられ、それをどのように守りはぐくみ成長させていくかという責務を感じていました。学校にかかわる人が変われば、思いや考えもはじめから伝えていく必要が出てきます。人が変われば、人間関係の波も高く低く揺れ動きます。人が変われば、理想や目標にも色が加わりそれに向かうスピードも代わります。

私が最後まで大事にしたかったことは、公正・公平であり続けるということです。そして、教育者として自らの方針をどんな時もブレることなく正しい道を指導し続けるということです。秋祭りで見たグアムの人々の日本への憧れや優しい思いを忘れることなく、これからもいち教育者であり続けたいと思っております。教育の効果や成果に即効性はありません。理解者も必要ありません。それでも子供たちのために頑張れるか…です。日本人会と同じように出る杭となっていきます。大変お世話になりました。お元気で!

青年部
佐藤 康隆

2022年の7月よりグアムへの赴任となり、前任の藤田と日本人会の理事も交代となりました。
本年度はコロナが明け秋祭りというすごいイベントを行うことを前任から聞き、期待と不安が入り交じった複雑な気持ちだったことを今でも覚えています。
赴任したばかりでグアムのことは何も分からなかったのですが、理事会や秋祭りの打合せを行う中で色々グアムのことも知ることが出来て非常に良い経験となりました。
秋祭り当日はグアムにこんなに人が居るのかと驚き、またそのようなイベントの運営に関わることが出来て大変勉強になりました。

これからはこの経験を活かし業務に励みたいと思っています。最後に今後の日本人会の発展及び、皆様のご健勝を心から祈念いたしております。

青年部
柴垣

渡辺 貴彦さん

私は2021年1月から、グアム日本人会の理事として活動をしてまいりましたが、このたび理事を退任することになりました。約2年の間、多くの方々との出会いや交流を通じて、貴重な経験を積むことができました。

 理事在任中において最も印象深いイベントは、グアム日本人会の秋祭りです。開催の準備の過程で多くのローカルの方から久しぶりの秋祭り開催への期待、喜びの声をいただき、同時に多大なる協力をいただきました。当日は、想定を大幅に超えるローカルの方々が参加し、大人も子供も日本の祭りを楽しんでいたことに驚きました。日本に対する愛着や尊敬の念が感じられました。そのような雰囲気を作り上げることができたのは、長年にわたりグアムに住む日本人の皆様方、日本人会に携わった先輩方のおかげだと思います。グアム日本人会のグアムにおける存在意義を感じることができました。

 最後に、2年間の間、様々な方面でご支援いただきましたこと、心より感謝しております。今後も、グアム日本人会の活動にご支援いただけますよう、お願い申し上げます。グアム日本人会のさらなる発展を心より願っております。

敬具

商工部 部長
渡辺 貴彦

金澤 雅一さん

3年間の理事の任務を終了することとなりました。3年間ではありましたが、コロナ禍の中思ったような活動ができず悔しい思いをしてきました。
コロナだからやらないで終わらせることだけはしたくなかったので、渡辺部長とともに今だからできることをしようとオンランを活用したオンライセミナー・オンライン修学旅行・今の日本を伝えるライブなど商工部という枠を超えて試行錯誤しながらなんとか実施することができました。
初めての試みでうまくできなかったこともありますが、実施できたことを嬉しく思います。また最終年には秋祭りを実施することが大変ではありましたが充実した一年を過ごせたと思います。。日本人会で学んだことを活かし今後もグアムに少しでも貢献できればと思います。

商工部
金澤 雅一

パサワー 紀美さん

2020年コロナ感染拡大が広がった年、ホテルも4月から3か月休業、外出自粛、生活必需品を買うにも人数制限、感染を防ぐためのマスク、消毒剤の不足と世界中の人々を不安と混乱にさせた年。そんな年の9月に、途中から日本人会の理事を手伝うことになりました。

コロナ渦の1年目(渉外広報担当)は本業もあまり動きがなかったため、ビデオコールでのミーティング、ホームページの毎月の更新等を担当。コロナ渦で興味をひくような投稿ができるよう、また会報誌「ラッテ」の発行をやめたことによりホームページをより充実しようと、月2回に4-5の投稿を目標に更新していました。

渉外広報担当2年目は引き続きのコロナ渦で、ホームページのリニューアル作業にほとんどの時間を費やした年でした。2022年度にタイミングよく改正後のホームページを立ち上げられたのは、渉外広報部部長だったいづみさんや事務局、制作会社、総務部のメンバーの多大なるご協力があってのことでした。

3年目は、渉外広報担当部長として活動する年になりました。ホームページの更新の他、JCEGで使用していたSNSのアカウントを「グアム日本人会」に改め秋祭りの告知の為に使用。これまでにはない方法での告知をしたことによって、コスト削減、よりローカルの方たちに知ってもらうことができたと思います。ただ、秋祭り後もSNS活用にチャレンジしたものの、グアム日本人会会員の皆様にとって喜んでもらえたのかどうか今後の課題として残った取り組みでした。「理事皆が楽しんで行おう!」の会長の言葉で始まった秋祭りでは、終わったとたんに気が抜けたような感覚に浸りました。そのほか、50周年記念誌の編集もお手伝いさせていただきましたが、こちらも編集部長の野口さんに頼りっぱなしでした。

日本人会理事の活動を通じて、長年グアムに住んでいたのにもかかわらず今までできなかったことをこの3年間で一度に経験させていただきました。グアム生活の中でもかけがえのない経験になったと思います。お世話になった皆様に、御礼申し上げますとともに、今後の日本人会の発展をお祈り申し上げます。

渉外広報部 部長
パサワー紀美

八巻 大輔さん

3年前の事です。「コロナ」というキーワードでザワつき始めていた頃でしょうか。サイパン時代から知っている某G氏がニコニコと弊社に来館した時から日本人会との関わりが始まりました。日本人会はもとより日本人会秋祭りにすら行った事の無い私にまさかのご指名です。当時の私のボスも「やってみれば」と言うし、某G氏もニコニコしています。外堀内堀埋まりました。

経理部長という立派なポジションを拝命し日本人会との3年間がスタートしました。しかし早速コロナ禍に突入し理事会はほぼウェブを通しての開催です。当初予定していた日本人会の計画は脆くも崩れ去り呆然としている中で時間が過ぎていったのを覚えております。とはいえ、翌年3月に何とかチャリティゴルフを開催し、やっとこの辺で日本人会の理事会に参加している実感がわいたものです。で、2年目。引き続きコロナ禍です。この年はコロナも徐々に落ち着いてきて秋祭り開催の可能性が出てきた為、理事会で開催地の変更案や、運営方法の見直し案等が協議されるも結局開催ならず来年に持ち越し。ラストの3年目。ようやく普通の生活が戻ってきた年となります。目玉はやはり秋祭り。しかし多くの理事は秋祭り初心者の為、諸先輩からのサポートを受けての運営となりました。3年振りという事でグアムの皆さんも待ちわびた上での開催だったので、こちらも微力ながらサポートさせて頂きました。

山で上での生活が長すぎた為、里では経理担当として色々な経験をさせてもらった3年間となりました。この3年間お世話になりました皆様に感謝致します。本当にありがとうございました。

会計部 部長
八巻 大輔

大村 半造さん

3年間担当させて頂きました粟田の後任として、ほんの少しの期間でしたが、貴重な経験をさせて頂きました。過去2回、「理事」として日本人会に関わった経験はございましたが、今回は「監事」で、新たな視点で取り組ませて頂きました事、感謝申し上げます。

「コロナ禍(非常事態)~ 脱コロナ(リカバリー)~ 平常時への回復」という、前例の無い特異な3年間、日本人会の活動は困難を極めました。

そのような中、日本人会の活動が滞りなく実施できました事は、ひとえに、理事の方々と事務局の方々の創意・工夫によるものであり、また、会員の方々のご協力の賜物と存じます。

「駆け出し監事」として、日本人会に関わる機会を頂戴し、まことにありがとうございました。

監事
服部 半造

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