ご帰国される先生方のご挨拶 日本人学校 全日制
岡田 和樹 先生
「Hafa dai!」3年前の空港で初めてこの挨拶を聞いた時、自分のグアム生活がいよいよ始まるのだと新鮮な気持ちになったことを今でも覚えています。早いもので3年の月日が経ち、今ではお店に入る時は店員さんより先に「Hafa dai!」と挨拶をするようになりました。肌の色もすっかり黒くなり、現地の方と間違われることもしばしばです。
1年目は幸せなことに、この学校の全ての行事を経験することができました。運動会、スクールパフォーマンス、BS委員会の子たちが企画してくれる楽しい行事、校外学習や現地校交流など、毎週のように実施される行事についていくだけで必死でしたが、今振り返れば、どれも楽しい思い出です。可愛い2年生の子たちと共に走り抜けた1年でした。
2年目はコロナとの戦いでした。はじめて直面する状況に戸惑いながらも、職場の仲間たちと一緒に、奮闘した1年間でした。
6年生の担任として、卒業する子どもたちに何を伝えられたかは分からないですが、やっとの思いで実現した対面での卒業式は今でも心に残っています。
そして3年目は5年生の担任、そして教務主任として過ごした1年間でした。まだまだコロナ感染が収まらない中、子どもたち、保護者の皆様、PTAの皆様、日本人会の皆様に支えられながら何とか職務を全うすることができました。
本当に「一人では何もできない」ということを痛感し、人の繋がりの大切さを学んだ日々でした。私はこんなにも地域から愛されている学校を知りません。グアム日本人学校は、様々な年齢や人種が混ざり合い、みんなで助け合って成り立っている学校です。そしてみんなで作り上げている学校です。そんな素敵な学校で3年間勤められたことを誇りに思いますし、支えてくれた皆様への感謝の心でいっぱいです。また、私事ですが、私の息子や娘も3年間お世話になりました。この学校と、グアムという地で学んだ経験に自信をもち、今後もここでの経験を大切にしていってほしいと願っています。
最後になりますが、今まで支えていただいた全ての皆様に心よりの感謝を申し上げると共に、グアムの皆様の健康と益々のご活躍をお祈り申し上げます。またいつか、大きく成長したグアムの教え子たちにも再会できたら嬉しいです。本当に3年間、お世話になりました!!See You Again!
阿部 祥 先生
日本人会の皆様、こんにちは。日本人学校で2年間お世話になりました、阿部 祥と申します。初めての海外での生活に加え、コロナ禍のなかなか自由にならない生活の中で、とまどいも多々ありました。また、学校もオンラインでの授業を余儀なくされていましたので、試行錯誤の毎日でした。それでも、日本人学校で出会った子どもたちはみんな本当に明るく、朗らかで、何度も元気をもらいました。とても素晴らしい出会いを、たくさんいただけたと思っています。
私のグアムでの一番の思い出は2年ぶりに学校で開催できた運動会です。やはり子どもたちが何かに一生懸命打ち込む姿は、多くの人の心を動かすものだと再確認できた行事でした。ただ、一つだけ帰国するにあたって心残りがあります。それは、“秋祭り”に参加できなかったことです。日本人会主催の秋祭りは、子どもたちにとっても大きな自慢でした。子どもたちからは何度も何度も話を聞き、ぜひ今年こそ!と思っていたところです。最後まで、コロナに泣かされてしまったので、本当に残念でなりません。ぜひ、来年度こそは盛大に開催できますようお祈りしております。
最後になりますが、学校の内外問わず、2年間たくさんの日本人会の皆様にお世話になりました。グアムでの貴重な経験の数々を、今後の自分の人生に活かしていきたいと思います。またどこかで、皆様とお会いできることを願っております。本当にありがとうございました。
福村 萌 先生
グアム日本人会の皆様、グアム日本人学校の保護者の皆様、1年という短い期間ではありましたが、大変お世話になりました。グアムの明るい海や心地よい風、そしてグアム日本人学校で笑顔あふれる子どもたちに囲まれて過ごした時間は私にとってかけがえのないものとなりました。教員としての経験は浅く未熟な点も多かったと思います。
しかし、日本人学校では小学部から中学部までの全校児童生徒と関わり、共に学び合い、共に成長させていただいたように感じています。日々、子どもたちからパワーをもらいながら有意義な経験ができました。これも周りの方々の温かいお力添えなしでは得られなかった経験だと思います。本当にありがとうございました。 日本に帰国した後には、日本人学校での貴重な経験を無駄にすることがないよう、学んだことを糧に、さらに教員として研鑽を積んでいきたいと思います。
最後に、グアム日本人学校の益々のご発展をお祈り申し上げます。