グアム労働局からのお知らせ

 2019年9月24日 連邦労働局が連邦公正労働基準法(Fair Labor Standards Act)における、一般的にマネジメント等の従業員に残業代金を支払わないで良いとされる、ホワイトカラーエグゼンプション(White Collar Exemption)の給与基準を現行の週給455ドル(年2万3,660ドル相当)から週給684ドル(年3万5,568ドル)に増額する規則案を公表しました。規則が施行されるのは2020年1月1日からとなります。雇用者はこの給与基準及び業務要件を満たす場合には残業代が免除されますが、何れかを満たさない場合には残業代を支払う義務がありますので注意が必要です。

 2019年10月14日 グアム知事がグアムにおける最低賃金を引き上げる法案を承認しました。これにより2020年3月1日からグアムの最低賃金が8.75ドルに引き上げられ、更に2021年3月1日には9.25ドルに引き上げられることになりました。

 上述の2つの重大な法・規則改正に加え、一部の連邦法上掲示が義務付けられているポスター等が今年更新されましたので、各企業にて該当するポスターを確認の上、最新版の掲示を行う必要があります。加えて、グアムの最低賃金法の改正により、グアムのポスターに関しても改正されることになりますので、労働局と確認の上最新のポスターを入手し、掲示する必要があります。

(2020/01 追記)
 ラッテ12月号6ページ【グアム労働局からのお知らせ】記事につきまして、一部内容に漏れがございました。タイタノ&タイタノ エルエルピー法律事務所 タイタノ誠氏より太字にて補足がございました。

 2019年9月24日 連邦労働局が連邦公正労働基準法(Fair Labor Standards Act)における、一般的にマネジメント等の従業員に残業代金を支払わないで良いとされる、ホワイトカラーエグゼンプション(White Collar Exemption)の給与基準を現行の週給455ドル(年2万3,660ドル相当)から週給684ドル(年3万5,568ドル)に増額する規則案を公表しました。規則が施行されるのは2020年1月1日からとなります。雇用者はこの給与基準及び業務要件を満たす場合には残業代が免除されますが、何れかを満たさない場合には残業代を支払う義務がありますので注意が必要です。

 ただし、グアム、北マリアナ諸島、バージン諸島に関しては、現行の週給455ドルが維持されますので、グアムで雇用しているマネジメント等の従業員に対しては今までと同様、週給455ドルを支払えば、ホワイトカラーエグゼンプションの対象となります。

タイタノ&タイタノ エルエルピー法律事務所;タイタノ 誠

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