【会員紹介「今月の顔」】關口 雄二さん  Vol.115

総合リネンサプライ企業 GUAM TAMAGAWA CO., LTD 關口 雄二さん

 今月の顔は、ホテルや病院のシーツやタオル等のリネンサプライ、クリーニング等のサービスを提供する総合リネンサプライ企業「GUAM TAMAGAWA CO.,LTD.」の社長で、日本人会副会長の關口雄二さんです。

ご出身は?

 東京都世田谷区です。
 当社の創業者である祖母は、関東大震災で被災したがれきの荒野でふとんを一枚一枚売って歩いていました。それが戦後、国鉄への寝具受注をきっかけに、量産体制の設備を持った工場を建てたのが私の生まれる3年間のことです。
物心がつくころには、進駐米軍にベッドなどの寝具を卸していた関係で、軍服のアメリカ人が実家に出入りしており、彼らを不思議な感情で眺めていたのを覚えています。
そういう事業をしていたこともあり、実家は当時まだ珍しかったテーブルとイス、カーテンなどを取り入れた西洋仕様の暮らしでした。

グアムにいらっしゃったのは?

当社がグアムで事業を開始した1989年ですから27年前です。日本国内で取引があった第一ホテルがグアムに開業し、その後観光の成長とともにホテルも増加しました。グアムでの急速なリネンサプライ需要の拡大により第一ホテルさんからお話を頂戴したのがきっかけでやって参りました。
ただ、実は初めてグアムを訪れたのはそれより前で、40年前の新婚旅行で来たのがグアムでした。ジーンズにペアルックのアロハシャツで。(笑)グアムの第一印象はジャングルと雨。この時はまさか将来グアムで働くことになるとは夢にも思っていませんでした。

お仕事のグアムのリネンサプライ業についてお聞かせください。

主にホテルや病院でご使用のシーツやタオル、ユニホームなどをレンタルしクリーニングサービスを提供する事業と、3店舗の一般クリーニング店を営んでおります。皆様に清潔で真っ白なシーツと枕カバー、ふっくらとして温かみのあるタオルをお届けするため、120人の社員一同が高温多湿の工場の中で毎日精一杯努力をいたしております。
現在は3つの工場を操業しておりますが、27年の長い間に、工場は大型のオマーやポンソナをはじめとする数々の台風と、マグニチュード8.2の大地震に見舞われ、ダメージも残り、建物と機械設備は老朽化が目立ってまいりました。そこで数年前より設備の更新と建物の修繕を行ってまいりましたが、今年になりメイン工場を1.8倍に増設し、新たに最新鋭の洗濯機械、仕上げ機などの設備増強をはかり、繁忙期となる12月に照準をあわせ着々と完成に向け進行中です。

これらの改善により高品質化とジャスインタイム化を推進し、お客様により満足いただける一段ステップアップしたサービスの提供に努めてまいります。

話しは変わってご趣味は?

ビリヤード、ゴルフ、旅行などです。
ビリヤードは、学生時代に学業そっちのけで下北沢のビリヤード場に通い腕を磨きました。二十歳前後には全国の学生チャンピオンまでいきました。
当時はビリヤード場といえば怪しい遊技場で、そこに出入りする遊び人連中と付き合って、麻雀、カード、サイコロ、競馬を本格的におぼえました。
私のビリヤードは三つ玉という競技でしたが、アメリカはポケットという別の種類が主流で、グアムにも三つ玉の台がないので、この十数年は満足にプレイをしていません。
グアムでは大好きなゴルフを楽しんでいます。シニア会に所属して会計を担当しているのですが、会計は欠席すると幹事役にご迷惑がかかるので、結果的に毎週土曜日、日曜日はゴルフとなり、ゆっくりと体を休める日がほとんどありません。(笑)

お忙しそうですが今年から日本人会理事にもなられた。

2009年の独立前は当時親会社だったNANBOさんに日本人会などの地域コミュニティへの参加や地域貢献を任せっきりでしたが、独立後はコミュニティに積極的に関わるようになりました。今年から日本人会にも理事として参加し、副会長と文化部長、商工部長の大役を仰せつかりました。

日本人会理事として3つの役職兼任は本当に大変なことですよね。

本当に大変です!!
初めての日本人会理事で、その上大役を引き受けてしまい、正直な話大変戸惑っております。浅学菲才の私のできることは限られておりますが、長い間お世話になっておりますグアム島と日本人会並びに地域社会に少しでもお役にててるよう精一杯務めてまいります。
どうぞ温かいご支援と絶大なるご協力を賜りますようお願い申し上げます。

以上、ご多忙なわが日本人会副会長でした。無理しすぎないでくださいね。

インタビュアー:編集委員E.K.

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