卒業生からのコメント 野村唯李さん、裕也裕也さん 

日本人学校卒業生:野村 唯李 

 日本人学校では、日本語や日本の文化だけでなく、協調性や積極性、責任感、そして日本人としてのアイデンティティなど、得られるものがとても多く、これらは今の私の生活に非常に役立っています。生徒数が少なく、全学年を通して仲がよく、先生と生徒の関係も近かったグアム日本人学校だからこそ、得私は小学校1年から中学卒業までの9年間をグアム日本人学校の全日制で過ごしました。 現地校では体験できない始業式や終業式を通して節目を大事にし、その学期での目標や反省を自ら考え、気持ちを切り替えて一歩前に進み、自分を見つめ直す力を身につけたり、全学年で一緒にお昼ご飯を食べ、運動会や学習発表会などの練習をしたりすることで全体をまとめ引っ張っていくリーダー性や責任感などが身につけられました。おかげで日本人学校を卒業した後も、アグレッシブに行動し、何事にもチャレンジする精神が身につきました。また、グアムで日本人学校に通えたおかげで、グアムの良さも日本の良さもどちらも感じることができ、勉強はもちろん、文化や習慣を比較することでどちらにも偏らず、固定概念にとらわれることなく、常に広い視野で物事を見つめる癖ができました。 

 親元を離れ日本で大学に通い始めた今、海外で働き、生活し、子育てをするという大変さを痛感しています。グアム日本人学校で学んだという経験は私の人生においてかけがえのない貴重な体験になったため、このような体験をさせてくださった両親にはとても感謝しています。 

補習授業校卒業生 北館 侑也 

在籍期間は? 

小学1年生から中学三年の卒業まで在籍 

補習校での思い出は? 

一番の思い出は何と言っても修学旅行です。私にとっては家族以外と旅行をするのは初めてだったので本当に楽しかったです。その後はクラスの団結はもちろんの事、先輩方とも仲良くなれ、それまで苦痛だった毎週土曜日が楽しみに変わりました。授業の合間のほんの10分の休み時間でも中1から中3が集まりおしゃべりをしたり、遊びに行くプランを立てたりしていました。そして先輩方のその後の進路についても大変興味を持ったし、影響を受けたことは間違いありません。 

海外で補習校に通い振り返って思うこと、そして後輩達へ 

補習校に通っている時は正直日本語を学ぶ事の重要性に気付くことはありませんでした。しかし大学受験で日本の予備校に入った時、初めて補習校に行かせてもらった事に感謝し、もっとしっかり日本語の勉強をしておけば良かったと深く反省しました。現地校と補習校の両立は大変でしたが中3で卒業した時は、ホッとしたと同時にやり遂げた達成感と充実感(勉強に対してではありません笑)を感じ嬉しかったことを覚えています。 
 
そんな勉強嫌いの私から後輩達へアドバイスするなら、とにかく続けることが重要だということです。なんでもいいと思います。一度始めたことや、自分がやりたいと思って始めたことは途中で諦めず、やりぬく事が大切だと思います。もちろん辛いときや、大変な時は沢山あるでしょう。でもその時に支え合えるのが友達や仲間です。大変なのは自分だけではありません。補習校時代にはクラスの仲間や先輩方が助けてくれました。そして今現在大学に通い、水泳部に所属していい仲間(同期)にもめぐり合うことができ、切磋琢磨しながらお互いにがんばっています。共有できる仲間がいるからしんどいと思うこともやり遂げられる。今現在補習校に通っていて、未来を想像することはとても難しいと思うけど、私が言えることはただ1つ、諦めたら終わりと言うことです。結果は必ず後からついてきます! 

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