16年前に日本人会に寄贈されたお神輿製作者、城地先生が来島
秋祭りで毎年担がれるお御輿は、この度秋祭りのために来島された城地先生が何とお一人で製作されました。当時のエピソード等を含め、お話を伺いました。
「当時「鹿鳴響」(神輿を寄贈した神輿会)のメンバーであった現津別町長佐藤多一さんより予算は10万円と言われて始めた神輿造り、設計期間4ヵ月、完成までさらに7ヵ月と合計11ヵ月間。まずは設計、津別神社に足を運び、前面のみだけ神主さんに特別に扉を開いて見せていただくことから始まりました。材料は津別町だけではそろえることが出来ず、近隣の町より取り寄せたり、飾り金具は山形の仏壇屋まで一泊とまりで買いに行くなどと、費用は二の次。飾り金具はオリジナルの寸法・形を言えば翌日には仕上げてくれる非常に腕のいい職人さんでした。苦労したのは空輸で自分達と一緒の飛行機でGUAMに運び込むために、大きさに制限があり組み立て式にして現地で組上げなければいけなかったので、屋根と本体の部分をどのようにするか、頭をひねったんですよ、とても。」
現在のお神輿は、毎年大切に修理・修繕されています。その変化も一つ一つ確認されていました。16年も経って果たして自分の作った神輿は今も担がれているのか、ひっそり娘さんと来て確認する予定だった城地先生、秋祭りで3其の神輿が並んで担がれている様子にいたく感動されていました。最後に、「この神輿は何年くらい担げるでしょうか?」「大切に修理もしていただいてるでしょ。まだまだ10年や20年は大丈夫!!」と80歳とは思えない若さの城地先生。本当にありがとう御座いました。