グアム女子代表監督兼女子サッカー統括
小倉咲子監督にインタビュー (編集委員 メイヤー真奈美)
小倉咲子監督に直撃インタビュー!
2021年12月1日より、グアム女子代表監督兼女子サッカー統括としてご就任されました小倉咲子監督へ、インタビューをさせていただきました。社会人プレイヤーとして活躍をされたのち、自分を過酷な状況に持っていくために休職をされ、2007~2009年ケニアで青年海外協力隊として体育教員をされていたそうです。その経験から指導者を探しているグアムへJFAを通して赴任の依頼が来たとの事です。兵庫県ご出身とのことで、関西弁でとても明朗で素敵な笑顔が印象的でした。
Q. GFA (Guam Football Association) の印象は?
グアムはのんびり、ゆっくりしたイメージでしたが、GFAの人達はやる気のあるメンバーで実際には「こうしたい、こうするにはどうしたらいい?」と積極的な要望が多く、「これはどうにかしなければ!」という気持ちに駆られながら怒涛の一か月を過ごしました。
Q.現状のチームレベルを踏まえて、今後の目標は?
10年間、監督が片手間でやっていたため、サッカーが本当に好きでやる気のある子や、せっかくボールフィーリングが掴めた子でもサッカーから離れてしまったと聞き、まずはグアムにいる子供達の興味を持たせるためにオープントレーニングを実施致しました。今後もイベントなどを開催していく予定です。小学校なども回ってとにかくサッカーを広げたい。今後は2027年ワールドカップ出場を目指し、世界を驚かせたいです。
Q. サッカーを始めたきっかけや活動などを教えて下さい。
小3から始めました。クラスメイトの男の子に練習に来いよ!と強制的に誘われ(笑)男の子の中に入って練習を始めたのがきっかけです。中学1年生の冬は阪神淡路大震災の為で通うことが難しくなり、しばらくサッカーが出来ない状況もありましたが、高2からテストを受けて復帰。大阪体育大学を卒業後は東京電力女子サッカー部マリーゼで選手として取り組み、なでしこの先駆けとなる日本女子リーグでプレーしていました。東日本大震災で東京電力の社員として福島に住んでいた頃、生活を共にしながら教えていたJFAアカデミー福島のサッカー専門校の子供たちが静岡へ引っ越してしまいました。一緒に生活して教える楽しさを学び、それがきっかけで指導者を目指しました。
Q.最後に、指導するうえで大切にしていることはありますか?
三間(さんま)仲間、時間、空間。 GFAのコンセプトにもしています。
グアムサッカー協会は女子サッカー強化の為、以前からJFAにアプローチをしていたようですが、ようやく日本人指導者を迎えることで大きな発展に繋がることと期待します。
12のユニフォームはアカデミーの子供たちからのメッセージ付きのユニフォーム
8はGFAが作ってくれたユニフォーム、背番号はアカデミーの子が選んだ背番号
ちなみにグアムに入国したのが12月8日でなんとも縁のある数字と仰っていました。
今回はお忙しい中インタビューを引き受けていただきありがとうございました。これからのご活躍を期待しております!
<インタビュー 編集委員 メイヤー真奈美.>